五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年 - 東京オペラシティ

念願の「五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年 - 東京オペラシティ」に訪れることができました。
じっくり見ようと思ったら、いくらでも時間をかけて見れそうな興味深い企画です。

一人で、もしくは音楽を楽しむ仲間で来れば、かなり楽しめる内容。「西洋音楽が、どのように日本入り、発展していったか」を知り、味わうことができます。

展示は19世紀から始まります。

鎖国中の江戸時代、宣教師や黒船来航の軍隊の楽隊から西洋の音楽を観聴きした江戸〜明治の人々。

ヘボン式ローマ字でおなじみのヘボンさん(宣教師)
ヘボン夫妻のオルガンに合わせて、始めは英語で、後に日本語で讃美歌を歌う人々。


日本人は、欧米の軍隊を真似して、楽隊も組織したそうです。
ユーフォニュームかホルンのお化けのような「ヘリコン」という楽器、トランペットのような「ビューグル」も展示されています。

宮内省の雅楽を行う伶人(楽師)も、19世紀に西洋音楽を吸収していったとのこと。

分厚い「明治九年天長節奏楽目録」や君が代の楽譜などが展示されています。
君が代の楽譜は、五線譜(Desの調)に書かれたものと、何やら尺八の譜面のように縦に書かれたものがあります。

1879年にボストン留学から帰った伊澤修二を迎えて、現代の東京藝術大学の元になる音楽取調掛が作られて、小学校、中学校の音楽教育の実施の準備が始まったとのこと。


以前、私は子供向けの音楽商品のアレンジの仕事をしておりました。その関係で、ずっと「小学唱歌集」や「尋常小学校唱歌」を見てみたかったのですが、実物を見れて感激です。当たり前ですが、広く知られている童謡が載ってますね。
この時の童謡が今でも歌われているというのは名曲なんですよねぇ。

初めて日本の曲が、五線譜化された「箏曲集」も展示されてます。中身は見られませんが、箏の綺麗な絵が書かれている表紙が見られます。

そして、滝廉太郎ら器楽作曲者の登場。

日本の国家「君が代」が3種類あるのも驚きです。
フェントンの作曲した「君が代」は、今、私達が歌っているメロディとは全然違います。アウフタクトの部分などがあり、西洋的です。

その後も、沢山の直筆譜が見れて、感激です。
全部見るには本当に時間が足りない。もう一回来れるかしら。


あぁ、それにしてもオペラシティのアートギャラリーは、ヒノキのようないい香りがして癒されます。
荷物も返却式ロッカーに預けられるし、ゆっくり楽しむことができました。


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